
大阪短歌チョップ2は一日限りのイベントです。
その一日に参加したという記念の一冊になればと思いから、今回もメモリアルブックを作りました。
「うたのかべ」詠草一覧や企画紹介はもちろん、出演者による競詠企画や特別寄稿まで。
安福望さんのポストカードも付いて充実の一冊です!
2階・3階受付にてぜひお買い求めください。(定価:500円)
※売上はすべて「大阪短歌チョップ2」運営費として使わせていただきます。
【収録内容チラ見せ!】
◇記念企画①
あの人のあの歌にインスパイア五首競詠
12人の短歌チョップ2出演者が、お互いの短歌からインスパイアされた五首連作を詠んでみました。
・土岐友浩「声に出したら」
→「日溜まりに置けばたちまち音立てて花咲くような手紙が欲しい」(天野慶)にインスパイア。
・谷じゃこ「五月のまほうつかい」
→「そのひとは五月生まれで「了解」を「りょ」と略したメールをくれる」(土岐友浩)にインスパイア。
・深川青「リピート・チョコレート」
→「いいことがなくてもあったことにしてハーゲンダッツ食べてもいいよ」(谷じゃこ)にインスパイア。
・田中ましろ「理不尽リムジン」
→「青は進め 進めないですこんなにも大きなシマウマ 横たえられて」(深川青)にインスパイア。
・荻原裕幸「妻の声」
→「一回のオモテの妻の攻撃がもう三時間続いています」(田中ましろ)にインスパイア。
・岡野大嗣「わたしだけのうるう」
→「春の日はぶたぶたこぶたわれは今ぶたぶたこぶた睡るしかない」(荻原裕幸)にインスパイア。
・中島裕介「大阪も夜の7時。たぶん。」
→「えっ、七時なのにこんなに明るいの? うん、と七時が答えれば夏」(岡野大嗣)にインスパイア。
・虫武一俊「陰影」
→「Staring at the star of Bethlehem, she's a starving stargazer!(ベツレヘムに導かれても東方で妻らは餓える天動説者)」(中島裕介)にインスパイア。
・石井僚一「ぴっかぴか!」
→「あすはきょうの続きではなく太陽がアメリカザリガニ色して落ちる」(虫武一俊)にインスパイア。
・なべとびすこ「なんかそこだけ覚えてる」
→「手を振ればお別れだからめっちゃ振る 死ぬほど好きだから死なねえよ」(石井僚一)にインスパイア。
・牛隆佑「再構築します」
→「ポケットのないドラえもんが現れてぼくを試すかのような顔つき」(なべとびすこ)にインスパイア。
・天野慶「真夜中の食卓」
→「あきらめることがそんなにわるいのかそのへんどうよ麻婆豆腐」(牛隆佑)にインスパイア。
◇記念企画②
(特別寄稿)光森裕樹「沖縄からみた関西の短歌シーン」